MTBE(メチルターシャリープチルエーテル)

【MTBE(メチルターシャリープチルエーテル)】
常温では無色透明な強臭液体で、水に溶けやすく、溶解した飲料水は不快な臭と味を呈します。
工業的には、オクタン価向上剤(アンチノック剤)として自動車ガソリンに添加されています。
オクタン価とは、ガソリンのエンジン内におけるノッキングの起こりにくさを示す尺度のことで、オクタン価が高い程ノッキングが起こりにくくなります。
日本では、JIS規格でレギュラーガソリンがオクタン価89以上、高オクタン価ガソリン(ハイオクガソリン)がオクタン価96以上と決められており、以前はアルキル鉛がオクタン価向上剤として使われていましたが、環境や健康上の問題から使用禁止となり、メチルターシャリープチルエーテルが使用されています。

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