シアン化物イオン及び塩化シアン  0.01mg/L以下

シアン化物イオン及び塩化シアン工場排水等の混入によって河川水等で検出されることがあります。中でもシアン化カリウムは毒性が強く青酸カリとして知られています。
シアン化物イオン及び塩化シアンは、 自然水中には殆ど含まれていませんが、めっき工場、鉄鋼処理工場、都市ガス製造工場、塵埃焼却場の排水等から混入することがあります。
シアン化合物には、シアン化ナトリウム、シアン化カリウムのように水中でシアンイオン、シアン化水素を容易に生成する遊離型シアンと、フェリシアン化カリウム、フェロシアン化カリウムのように金属錯化合物を形成する錯塩シアンがあります。シアンは、めっき、鉄鋼製造、金銀の選鉱や多くの化学合成工業で使用されており、シアンは自然中には殆ど存在していません。又、含窒素化合物の燃焼によってもシアンが生じる場合があります。
シアン化合物には強い毒性があり、人の体内に入ると粘膜から吸収され、頭痛、吐き気等を引き起こし、死亡する場合もあります。

文字サイズ変更 小 文字サイズ変更 中 ウインドウを閉じる
東京環境測定センター ロゴ
© 2012 TOKYO ENVIRONMENTAL MEASUREMENT CENTER