亜硝酸態窒素  0.04mg/L以下

硝酸態窒素(ここでは、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素を総称して「硝酸態窒素」といいます。)は、土壌、水、植物中のあらゆる場所に存在しますが、無味、無臭、無色透明であり、飲み水に含まれていても気づくことはありません。
又、水に溶けやすく、土壌に保持されにくい為、地下水や河川水に溶け出しやすい性質を持っています。
硝酸態窒素が一定量以上含まれる水を摂取すると、主に乳児を中心として血液の酸素運搬能力が失われる「メトヘモグロビン血症」を引き起こし、血液中の酸素が少なくなり、最悪の場合、窒息死に至ることがあります。
硝酸態窒素汚染の主な原因は、生活排水、家畜排せつ物及び農地で用いられる肥料です。
その汚染は面的な広がりを持ち、広範囲に及ぶことが多いこと、又、一度汚染されると自然には浄化されにくい特徴があることから、汚染の未然防止が重要な対策となります。

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