ホルムアルデヒド  0.08mg/L以下

ホルムアルデヒドは、特徴的な臭気のある気体で、有機溶媒に易溶であり、浄水過程で水中のアミン等の有機物質と塩素、オゾン等の消毒剤が反応して生成されます。
このホルムアルデヒドは、合成樹脂の原料、農薬、住居や船舶の消毒剤として使用されており、合成樹脂工場等の排水から混入することがあります。
主要な構成物資として、ホルムアルデヒドとアセトアルデヒド等があり、エポキシ樹脂塗料及びアクリル樹脂塗料の原料としても使用さています。又、土壌燻蒸剤として線虫等の駆除に使用されたり、野菜、樹木の苗木等の防除にも使用されています。
ホルムアルデヒドの人への健康影響としては、内服した時、呼吸困難、めまい、嘔吐、口腔及び胃に炎症が起き、吸入曝露試験では発癌性を示し、鼻と喉の灼熱感、頭痛、吐き気等が起こり、短期暴露の場合、眼、皮膚、気道に対して腐食性があり、肺水腫を起こすこともあります。
高濃度で死に至ることもありますが、経口曝露では明らかな発癌性は示しておりません。

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