クロロホルム  0.06mg/L以下

クロロホルムは、水中の有機物質と浄水処理における塩素消毒剤の塩素が反応して生成されるトリハロメタンの一成分です。
このクロロホルムは比重1.49(20℃)、融点−63.5℃、沸点61.2℃の無色透明の液体で、甘い刺激臭があります。水に対する溶解度は0.28g/100g(20℃)で、エタノール、エーテル等には易溶です。
クロロホルムの主な用途として医薬品、溶剤、有機合成の原料等があります。
クロロホルムには強い麻酔作用があり、肝臓、腎細尿管、心臓等に細胞毒として作用し、又、動物実験によって腎腫瘍や肝癌等の発癌性が確認されています。低濃度の慢性毒性では胃腸、肝腎障害が起こり、高濃度では反射機能の喪失、感覚麻痺、呼吸停止等が起こります。

文字サイズ変更 小 文字サイズ変更 中 ウインドウを閉じる
東京環境測定センター ロゴ
© 2012 TOKYO ENVIRONMENTAL MEASUREMENT CENTER