ベンゼン  0.01mg/L以下

ベンゼンは、染料、合成ゴム、合成洗剤、医薬品等の原料、或いはそれらの溶剤として広く使用されており、地下水汚染物質の1つです。
ベンゼンは、揮発性のある無色の液体で、芳香族特有の芳香があり、引火性が大きく、エタノール及びエーテルとは全ての割合で混合するほか、多くの有機溶媒に可溶ですが、水には難溶です。置換、付加及び開裂の三つの反応が起こり、多種の芳香族化合物を生成します。
ベンゼンは、溶剤、燃料、アルコール変性剤等としても重要です。
ベンゼンは、発癌性を有し、その毒性はLD50(ラット、マウス経口)1〜10g/kgで、発癌性や骨髄形成不全、リンパ球減少症も認められ、多量に摂取した場合の急性症状は、腹痛、咽頭痛、嘔吐があります。

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