ジクロロメタン  0.02mg/L以下

ジクロロメタンは、塗料の剥離剤、プリント基板の洗浄剤、油脂、溶剤等に使用されます。揮発性有機化合物で地下水汚染物質の1つです。
ジクロロメタンは、沸点40℃の無色の液体で合成有機化学物質であり、自然界には存在しません。
ジクロロメタンは、殺虫剤、塗料、ニス、塗料剥離剤、食品加工中の脱脂処理及び洗浄液等としても使われ、表流水中に排出されたジクロロメタンは大気中に揮散し数日から数週間で分解しますが、地上に排出されたジクロロメタンは容易に地下水に移行し、長期間残留します。
ジクロロメタンの毒性はLD50(ラット経口)2,121mg/kg、(マウス経口)1,987mg/kgであり、又、1.3mg/kg体重の単回投与では、呼吸困難、運動失調、チアノーゼ及び昏睡が認められ、多量に摂取した場合には、腹痛、めまい、し眠、頭痛、吐き気、脱力感、意識喪失の急性症状がみられます。

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