四塩化炭素  0.002mg/L以下

四塩化炭素は、化学合成原料、溶剤、金属の脱脂剤、塗料、ドライクリーニング等に使用される揮発性有機化合物で、地下水汚染物質として知られています。
四塩化炭素は、テトラクロロメタン、ベンジノホルムともいい、比重1.59(20℃)、融点-23℃、沸点76.5℃の無色透明な液体で水に対する溶解度は800mg/L(25℃)で、アルコール、エーテル、クロロホルム等に混和します。蒸気圧は115mmHg(25℃)で、液化塩素に不純物として存在することがあります。
四塩化炭素の毒性は肝臓の感受性が最も高く、脂肪浸潤、肝細胞内酵素の遊離、細胞内酵素活性の抑制、炎症が起こり、最終的に肝細胞壊死を引き起こします。

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