アルミニウム及びその化合物  0.1mg/L以下

アルミニウム及びその化合物の水質基準値は、水道法では0.2mg/L以下となっていますが、目標設定では0.1mg/L以下となっています。
アルミニウム及びその化合物は、土壌中に最も多く含まれる金属で、水道水では水処理に用いられる凝集剤に由来して検出されることがあり、白濁の原因となります。又、鉱山排水、工場排水、温泉水等からも混入します。
アルミニウム及びその化合物は、自然水中の含有量は少量ですが、地球上に広く分布し、地球の表面に存在する元素で3番目に多く、金属では最も多い金属元素です。比重が2.6で、錆にくく、かなり丈夫なので航空機、自動車、建築物等に使われています。
アルミニウムの化合物である明礬は昔から水の清澄剤として、又、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウムも水道水の水処理剤として用いられていますが、濃度が高いと白濁水の原因となってしまいます。

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