従属栄養細菌  1mLの検水で形成される集落数が2,000以下(暫定)

従属栄養細菌とは、生育に有機物を必要とする細菌のことで、独立栄養細菌(光合成細菌や化学合成独立栄養細菌等)を除いた細菌のことをいいます。
一般細菌が増殖しにくい低水温の水環境においても増殖できる為、原水においては有機汚染指標として、又、配・給水系では衛生状態を捉える指標として用いられています。
浄水処理過程や消毒過程での細菌の挙動を評価するのに適しており、配水系における塩素の消失や滞留の状況を評価することにも適し、水道施設の健全性を判断する為の指標でもあり、水道管内における滞留に伴って増加します。
健康影響については、従属栄養細菌は低温での育成可能菌が多い為、医学領域の細菌のように同定手順は確立されていませんが、多くは無害であると考えられています。

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