アスベスト(石綿)の用途 窯業系サイディング

【窯業系サイディング】
窯業系サイディングは、セメント、珪酸質原料、繊維質原料、混和材料等を主原料とし、水と混練した物を板状に押出成形して、更にオートクレーブ養生したものです。
主として建築物の外装に用いられています。
窯業系サイディングのJIS規格での名称は、1976年(昭和51年)の制定当初は「住宅外装用石綿セメント下見板及び羽目板」、その後「石綿セメントサイディング」と呼ばれていました。
JIS A5422では、仕上げ化粧の種類によって、素板サイディング、塗装用サイディング及び化粧サイディングに区分されています。
素板サイディングは、化粧が全く施されていない物で、主としてそのまま使用します。
塗装用サイディングは、工場で予めシーラーを施した物で、現場で仕上げ化粧及び化粧材の張り付け等の化粧加工を施します。
尚、シーラーは、セメントに含有しているアルカリが上塗り塗料や化粧材に影響することの防止(アルカリ止め)や、上塗り塗料が建材に吸い込まれることの防止(吸込み止め)等の目的で使用される無機質建材用の表面処理剤の一種です。
化粧サイディングは、工場で原料に着色材料を混入したり、板の表面に印刷、塗装及び化粧材の張り付け等の化粧加工を施したりする物です。
又、窯業系サイディングには、原料によって「木繊維補強セメント板系」、「繊維補強セメント板系」及び「繊維強化セメント・珪酸カルシウム板系」の3種類があります。
木繊維補強セメント板系は、セメント等の無機結合材を木繊維又は木片を用いて補強し硬化させた板のことです。
繊維補強セメント板系は、セメント等の無機結合材を無機質・有機質繊維を用いて補強し硬化させた板です。
繊維強化セメント、珪酸カルシウム板系は、セメントに珪石粉等の珪酸質原料を加えた物、或いは珪酸カルシウム等の無機結合材を無機質、有機質繊維を用いて補強し硬化させた板です。
現在使用されている無機質繊維は、ガラス繊維、ロックウール、金属繊維等ですが、2004年(平成16年)までは、これらのほかにアスベストを使用していたものがありました。

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