アスベスト(石綿)の用途 ビニル床材

【ビニル床材】
ビニル床材のビニル床タイル(通称Pタイル)及びビニル床シートは、ポリ塩化ビニル等のビニル樹脂、炭酸カルシウム等の充填剤及び着色剤等を配合して成形されたもので、必要に応じて繊維系原料を加えています。
床タイルは正方形の物、床シートは巻物状の物で一般事務室、店舗等の床に広く使われています。
これらは、JIS規格のビニル系床材(JIS A5705)で規定されているもので、JIS規格の上では、1986年(昭和61年)から原料にアスベストを使用することは禁止されていますが、一部の床タイルの商品で1987年(昭和62年)まで、床シートの商品で1988年(昭和63年)までアスベスト(石綿)含有の物が製造されていました。
ビニル床タイルには、ホモジニアスビニル床タイル(ビニル樹脂等のバインダーを多く含み柔軟性に富む物)とコンポジションビニル床タイル(比較的硬いも物)があり、このうちホモジニアスビニル床タイルにアスベスト(石綿)含有のものはありません。

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