アスベスト(石綿)の用途 珪酸カルシウム板第二種

【珪酸カルシウム板第二種】
アスベスト(石綿)含有耐火被覆材は、吹付け材の代わりに、鉄骨、梁、柱、昇降機周辺等に張り付けて使用され、法令及び条例に基づき届出対象となるアスベスト(石綿)含有耐火被覆材です。
アスベスト(石綿)含有珪酸カルシウム板第二種は、珪藻土等の珪酸質原料と石灰質原料に水を加えてスラリーとし、オートクレーブ処理(高温・高圧の水蒸気で処理すること)を行い、生成した珪酸カルシウムにアスベスト等の補強繊維を混入してプレス成形して製造したもので、石綿含有率は30%以下になります。
2006年(平成18年)3月に施行した大気汚染防止法施行令の改正に係る施行通知では、アスベスト(石綿)含有耐火被覆塗り材が特定建築材料に該当する建築材料の具体例として示されていますが、アスベスト(石綿)障害予防規則に係る施行通知では対象にしていません。
尚、アスベスト(石綿)含有耐火被覆塗り材は、あくまでも建築基準法の耐火要求に基づいて耐火被覆の目的で施工された塗り材であることから、一般の戸建住宅等に使われている仕上げ用、化粧用の内壁の塗り材は、アスベスト(石綿)が含有しているものであっても特定建築材料には該当しません。

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